早朝まで踊りまくる郡上おどりの『徹夜おどり』&おどり下駄づくり
夏の2ケ月間にわたり32夜開催する『郡上おどり』。国の重要無形民俗文化財に指定され、そのクライマックスは8月13日から16日までの4日間に行われる『徹夜おどり』です。
子ども達も4歳になったことだし、そろそろ人混みにも耐えられるかな??ということで、約420年以上も続く岐阜の伝統的な行事を体感させたく、初めての子連れ徹夜おどりに参加してきました。
昔の城下町の風情が残る古い町並みや郡上八幡城、綺麗な小川のせせらぎなど、郡上は散策するだけでも楽しいです。町屋の軒には郡上おどりの提灯が飾られていて、浴衣姿にカランコロンと鳴る下駄の音がより一層趣ある雰囲気を出していました。
街の中心を流れる吉田川は、この日無数のキャンドルが灯っていて、それはそれは幻想的でしたよ。川原まで下りて散歩することもでき、その幻想的な世界に思わず浸ってしまいました。
夜の19時半から始まる徹夜おどりに欠かせない踊り下駄を用意せねば!!ということで、まずは子ども達におどり下駄をつくってあげることにしました。そこで、雑誌でも取り上げられている『郡上木履(ぐじょうもくり)』さんへ。
郡上の山で育ったヒノキを使った綺麗な木目の下駄に、色とりどりの鼻緒を選んでマイ下駄を作ります♪たくさんのお客さんで賑わう店内には、鮮やかな鼻緒が綺麗に飾られていました。見ているだけでも心躍ります♪
和柄だけでなく、洋服にも合うポップなデザインもあり、シンプルでシックな藍染の鼻緒など、約100種類ほどの鼻緒の中から自分好みのものを選び、その場で職人さんが仕上げてくれます。踊りで使用した後は、郡上のよいお土産にもなりますね。
名前や柄を入れることもできるので、世界に一つだけのオリジナル下駄を作ることもできちゃいます♪踊り開催日は郡上おどりの終了時間までお店が開いているのも嬉しいですよね。鼻緒の調整や修理などのアフターメンテナンスもやってくれるそうですよ。
イギリスの老舗リバティ社が作る女性に大人気な花柄のリバティ生地を使用した鼻緒があるのには驚きました!!これぞ和と洋の融合です。
娘は、個性的で可愛らしいこのリバティ下駄が気に入ったようです。一目で「これにする!!」と即決していました。息子もポップなデザインの鼻緒をチョイス♪二卵性双生児らしく、それぞれ好みの違ったマイ下駄が完成しました~♪
さあ、その下駄を履いて踊り会場へ向かいます。活気ある会場では、たくさんの浴衣姿の踊り手さんが下駄を鳴らして踊っています。郡上おどりは、“見る踊り”ではなく“参加する踊り”なんだそうですよ。地元の方だけでなく、観光客の方々も皆さん一緒に踊っていました。
その光景に双子も圧巻!!始めこそ固まっていましたが(笑)、見よう見真似で踊り始めました。小さな子どもからお年を召した方まで、皆さん本当に楽しそうに踊っています。
さすがに早朝までは踊れませんでしたが、初めての子連れ郡上おどりは夏休みのよい思い出の一つになりました。
郡上おどりは、9月上旬まで開催されています。皆さんも、夏のよい思い出つくりに郡上八幡を訪れてみてはいかがでしょうか。
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